

時代と ともに幼稚園の形態が 変わりつつありますが 今までどおり本園は 子どもの側にたった 幼稚園教育 とくに「心を育てる」「食育」を大切に 子ども達の園生活を み佛さまに 見護られながら<すこやかに なかよく すなお>に育ちますよう 教職員一同、応援してまいります。
令和5年度 始業式 4月6日
進級した 子ども達は 親子で出席。
新しい名札に 新しいくつ箱 保育室にとまどう姿も見られましたが やはり 一人一人の自覚でしょうか。しっかり顔に進級らしさが かっこ良かったです。新しいお守りをいただき お祝いしました。
第72回 入園式 4月7日
満開の桜が雨にぬれている中 親子の傘をさしての登園になりました。2階講堂で親子一緒にお祝いです。まずは なごやかな「場」になるように うさぎのぬいぐるみの登場に 笑顔の子ども達。いっしょに 手遊びをして ぬいぐるみは また あとでね~と退場。手を合わせてお不動様に礼拝し 理事長先生や園長先生の みんなで なかよく なかよく たのしく たのしく遊びましょう~のお話を子ども達は しっかり聞いていました。お祝いのお念珠やお守りをいただき またまた うさぎさんも登場して「ちゅうりっぷ」の歌をうたって しめくくりました。式典後は 会場の中で 親子の記念写真もとりました。
花まつり 4月8日
お釈迦さまのお誕生を お祝いしての「花まつり」は土曜日でもあり 家族みんなで にぎやかに行われました。
灌仏(かんぶつ)では小さなお釈迦さまの像に甘茶をそそぎ 親子いっしょに手を合わせて無事成長を祈願しました。
甘茶を飲むと丈夫な体になると言われます。元気な体と やさしい心のよい子に なりますようにいただきました。
こいのぼりの下で元気にあそぶ 子ども達
園庭には大きなこいのぼりの泳ぐ中、子ども達は登園すると 園庭の体育用具や三輪車、砂場で遊んでいます。
好きな遊びを とことん楽しみ 帰る前には 新入園児は自分の保育室がわかっていて チョコンと椅子に座り 紙芝居を見て一日一日の園生活が 身についていきます。
進級児は小さい組のお世話をしたり クラスのみんなで活動を楽しみ 環境の変化にも慣れ親しんできています。
作 品 展 (全 園 児)
テーマは「ハッピを着て 遊園地で 遊ぼう!」うんどう会(盆おどり)で着たハッピ。
顔を描いて みんな 楽しそう~
等身大や ドングリ 松ぼっくりの作品 マグカップの焼きもの もあります。
紙粘土でクッキーを作ったり リンゴやみかんの木。
会場の壁面には 一人一人の心の思いの表現されている うんどう会やおいも掘り 創立記念式典の風船あげの絵も
はっています。
幼児期は上手か上手ではないという 概念的な見方ではなくその子の思いを受けとめられるような 見方をしていきましょう。
また 本園では 国の制定している11月の「家族の日」に ちなんで「家族写真」を この機会に展示しています。
子ども達は写真を見て「家族多いなぁ~」「あっ ここに行ったことある」と楽しそうに 友だちの家族を 感じあっています。
おさとり 生活 発表会 (年 長 児)
12月8日の お釈迦さまのおさとりを お祝いして 毎年 この時期に開催しています。
合奏と劇 そして中間に 年長児 合同による劇「おしゃかさま」を披露しています。
おしゃかさまは「人間はみんな助け合って 生きていかなければなりません。世界中の人が みんな仲よく
そして明るく たくましく やさしい人 になってください」と おさとしになられた教えは 仏教精神に基づいた人間教育で 本園の教育の柱に なっています。
当日 子ども達は 元気いっぱい 楽しく のびのびと表現 その成長の姿にお父さん お母さん 祖父母の方がたも
喜んでくださり 見てもらった喜びが 子ども達の更なる成長・自信につながっていったこと と思います。
大根掘り (全園児 親子いっしょに)
自然教室で うんとこしょ どっこいしょ!と親子でぬくと ワァ~と 大きな歓声。
とても とても 立派な大根に みんな大喜び。葉っぱのついた大根は 親子とも めずらしいのでしょう。
家に帰ったら どんな料理にしようか~と 会話もはずみます。
おでんや ぶり大根 みそ汁 葉っぱと ちりめんじゃこのふりかけ サラダなど。
親子で収穫した大根を食べる「食育」の学びが できました。
元気でヤンチャでじっとしていないかわいい子どもが ある日突然 動かない状態になった時
それは それは悲しい出来事です。
バスの中で 車中で忘れられている。車の事故や高いマンションからの転落 ミルクを飲ませて30分ほど目を離したスキに…
なんと痛ましいことでしょう。
子どもは、お父さん お母さんの愛情を受けてこの世に誕生。生命がつながっているのです。
どの子も誕生した時から自己主張をしています。笑ったり泣いたり怒ったりして表すのですが 大人が十分にくみとれないと何を言っているのか したいのかわからず イライラがつのり虐待に発展する場合もあり とりかえしのつかないことになってしまいます。
この世に誕生してまだ数ヶ月、数年しかたっていません。自己主張ができても幼い子の生命は 小さくて やわらかくて 大人の手で押さえるだけでもつぶれてしまうような 弱々しい 繊細な息づかいです。
あってはならないことを 重く受けとめ 子ども達のすぐそばに、近くにいる大人が 子どもの生命を守る義務・お勤めをしっかり考えていかなければならない ということではないでしょうか。
数年前に 当時の園医さんが私に言われた言葉
「先生のお仕事は大変ですね お子さんの生命を預かっているわけですから 私には 到底無理です」と。
この言葉は今もなお ずっと 私の頭の中に残っているのです。子どもが好きだから~と この仕事をする きっかけとはいえ 好きなら 子どもの生命を守らなければ…と当時 若いながらも 子どもの生命という文言を 忘れないように自分自身は勿論 先生達にも言い続けてきています。
バス内での事故後、国は身近かにいる大人が 守らなければならない義務・お勤めを言うのでなく 手だてを強調し バス内につける装置を義務化する方向になっていたり 近々担当者が 各園の調査に来園。本園も12月中旬に予定されています。
しなければならないことと同様に 根本的なこと 子どもの生命を守るべき大人の自覚を 問題視して もっともっと ほりさげて考えていかなければ 子どもの生命が犠牲になってしまうでしょう。
朝の登園時「お願いします」と帰っていかれる保護者の言葉にも「重さ」を感じます。さりげない言葉とはいえ 子どもの生命を お願いされている保護者の お気持ちを大切にしていかなければならないと思っています。
今日も元気で 生き生きと遊んでいる 子ども達の姿は 生命が輝いてみえます。
あってはならないことを 重く受けとめ 子どもの生命を みんなで守っていきましょう。